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写真展
■「民家のかたち」■
期 間
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2003年7月28日(月)〜8月3日(日) |
おやこ伝統文化体験会・協賛 ※ 期間中、伝統芸能・住空間・文化が体験 できる各種イベントが開催されます。 |
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時 間
| AM8:30〜PM9:00 |
場 所
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横浜市都筑区総合庁舎1階区民ホール |
横浜市都筑区茅ヶ崎中央32−1 TEL・045-948-2211〜13(区役所総務課) |
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交 通
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横浜市営地下鉄「センター南駅」下車徒歩3分 |
写真展「民家のかたち」開催にあたり
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私は、住宅関連出版の仕事でおおよそ20年前から日本各地および海外の様々な住宅や街を見る機会に恵まれました。また私は引越し魔で、今までに17回の引越しをし、日本における住居形態を一通り体験しました。そうした見聞、体験を経て、日本の伝統的民家が世界にも類例を見ない素晴らしい建築物であることに気付き、撮影を開始しました。 環境の中に融合した民家の造形、茅葺き屋根の優雅な曲線と草の香り、黒光りした太い大黒柱や梁で創られた力強く雄大な空間、格子戸や障子・欄間等建具が醸し出す光の陰影等など、その土地土地の風土・気候の中で多くの職人・施主が創意工夫し、経験を通して集積された意匠、有用の美には素晴らしいものがあります。 しかし、一方で今なお、日本の伝統的な家屋は大変な勢いで取り壊され続けています。 ちなみに、「京都を守る会」によると1990年代だけで京都の中心部から約4万件以上の古い木造家屋が消滅したといいます。また、日本民家再生リサイクル協会(JMRA)には2000年4月〜2001年3月の一年間に88件の古民家提供の申し出がありましたが、引き取られ再生した民家は18件、文化財として行政にひきとられたのが2件、残念ながら時間切れ(相続の問題や新築するなどの理由)等の理由で34件が廃棄処分されました。88件のうち、なんとか20件でも再生でき、維持できることになったことは、救いではありますが、残念ながら大半は廃棄処分になっていったわけです。 想像するに、こうした現象は氷山の一角で、まだまだ表面化しないで廃棄処分されている事例が全国に一杯あるのだろうと思います。それもかなりのスピードで古民家・民家は消えていってしまっている、と考えられるのです。 そうした中、6年前に「日本民家再生リサイクル協会」設立の呼びかけがありました。同じ思いを持つ人達がいる、ということを知り協会の設立に参加しました。以降、写真を撮り続けながら民家再生・古民家活用の各種の活動に取組んでいます。 今回は、ファインダーを通して切り取った日本の古民家・再生民家・町並みなど「民家のかたち」を皆さんにご覧いただき、日本の伝統的民家の素晴らしさや日本人の優れた美意識と技を再発見したり、民家再生の活動に関心をもっていただくきっかけになれば幸いです。 |
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■和創工房:WA&CREATE ATELIER■