トラスト

■NPO法の行方■

1998年に成立したNPO法は、当初は税制面等での規約が無く、不完全なものであった。
その後改正され、税制上の取り扱いはほぼ欧米並みになり、NPO法人と寄付する側双方に免税の措置が取られるようになった。
また一般世論も、市民自身の自発的で自由な発想と活動によって、生活・文化全般における各種課題を自ら解決し、創造することの重要性をますます認識するようになってきた。そんなこともあり改正後、企業でもなく行政でもない真の意味での独立・第3セクターであるNPO法人への関心が一気に高まり、まだまだ欧米ほどではないものの、NPO活動に参加する人々や財産を寄付・信託する篤志家が増えてきた。
日本民家再生リサイクル協会はそうしたNPO法人の代表的な成功例の一つとして今や国内外に広く認知されている。

●欧米と日本のボランティアの違い

欧米	日本
自分のためにやる生きがい、自主的、喜び	奉仕、ほどこし、偽善？
行政に金が無い	行政がすべてやってくれた、やりすぎた。
「自分のことは自分でやる」原則	日本でも戦前は多くの事を自前でやった
企業にとっても広い意味での投資役に立つから金を出す CCI・・・コーポレイト、コミュニティ、インベストメント	企業は景気が悪いと金を出さない寄付行為、メセナ＝道楽？

●NPOの位置づけ

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